もうひとつのぺんてるとは? / もうひとつのぺんてる誕生ストーリー
電子機器事業 クロニクル
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インプットやスイッチングの概念を変えた静電容量技術を展開
筆記へのこだわりが生んだペンタッチ入力の「ペンピュータ」
1970年代後半には、ビジネスの分野にコンピュータシステムの普及がはじまり、帳簿類の電子化が徐々に進みます。しかし、当時の入力手段は専用の厚紙に穴を空けるというキーパンチ方式が主流で、オペレーターにはそれに対応するスキルが要求されていました。文具メーカーとしてペン入力にこだわったぺんてるは、1975年に静電容量技術を利用した誰でも簡単にペンタッチで入力できる「ペンピュータ」を開発し、電子機器分野、入力端末市場への参入を開始しました。
ペンピュータ
ペンピュータの技術をプリントシール機用ペンタブレットに転用
1991年に、ペンピュータで使用しているタブレットを透明化して液晶パネルと組み合わせ、「液晶ペンタブレット」を開発。これは、1990年代半ばに開発されたプリントシール機に採用され、落書き用ペンタブレットとしてヒット商品となりました。その後に「タッチパネル」(1999年)や液晶ペンタブレットの大型化など開発を進め、これらはアーケードゲーム機やキオスク端末、券売機、電子カルテシステムなど幅広い分野で活躍を続けています。
液晶ペンタブレット
プリントシール機 (C) FURYU
スイッチ操作は“押す”から“触れる”時代へ…
ぺんてる独自の静電容量技術を指でタッチして入力するスイッチに応用したのが、2004年に開発した「静電スイッチ」です。従来の押しボタン型のスイッチと違い、メカニカルな機構がないため防水性、信頼性、耐久性に優れ、さらにフラットなパネルタイプのスタイリッシュなデザインが特長で、入退室管理などセキュリティシステムのパネルスイッチなどに多く採用されています。
静電スイッチ